ロンドンオリンピック サッカー女子 なでしこジャパン 勝手に総括

U20WWC も始まってしまうので、個人的に総括しとこうかと。

まずは、個人的に感じた2つのナゾ。

【ナゾ】丸山選手、18人に選出

未だにこれが分からない。去年のワールドカップの時の丸山選手だったら納得できるけど、この選出は無理があった。リーグ戦でほぼ動けず、代表で途中出場しても全く相手の脅威にならず、先発出場した南アフリカ戦でも光るものなく、決勝で最後の交代枠が丸山選手だったのは本当に驚愕しました。なんでこんなのが栄光の18人に選ばれたんだろうか

なでしこジャパン が日本に帰ってきてからは、丸山選手が一番メディアに出ているのかな?U20のカナダとの練習試合のテレビ中継でも、佐々木監督と共にゲスト出演していました。

なるほど、やっぱり大人の事情があったんじゃないか、と思います。

日本協会は丸山選手を選出した段階で金メダルを諦めたのだと以前書きましたが、全くそのとおりになりました。この不可解な人選は、協会は批判されて当然でしょう。

 

【ナゾ】何故、宮間選手は右サイドだったか

これもナゾです。オリンピック前、大儀見−安藤の2トップ、左宮間、右大野、がベストメンバーだ、と書きました

宮間選手が右サイドになった、というか、ならざるを得なかった要因は、安藤選手のコンディションが、結局最後まで戻らなかった、ということがひとつでしょう。そこで、大野選手と川澄選手を天秤にかけたら、大野選手がFWの方が得点も守備も良くなる、という判断だったのだと思います。

そして、これが最大の要因だと思うのですが、澤選手の試合感が、決勝まで戻らなかったのが大きいのではないかと。

フランスとの練習試合で大丈夫か心配された澤選手。オリンピック初戦のカナダ戦では縦横無尽にピッチを駆け回って、解説の宮本さんも思わず凄い、と言っていたくらい、素晴らしい初戦でしたが、続くスウェーデン戦では田中選手に途中交代させられてしまいました。オリンピック全体を思い起こしたら、結局、重要な場面はあることはあったけど、去年のワールドカップほどではなかったように思います。

その澤選手の負担を軽減するために川澄選手を左に、わりを食った宮間選手が右に移動した、ということではないかと。

このフォーメーションだと、ボランチ・澤、左SH・川澄、FW・大野、という並びは、INACでも良くやっているフォーメーション。

なので、「多く得点して」勝つサッカーではなく、澤選手の守備力をいかして、「守りきって」勝つサッカーを、佐々木監督は目指したのではないかな、と思います。このフォーメーションを決めたのは、練習試合のフランス戦後。この試合は、今回のオリンピックの、大きなターニングポイントだったんじゃないかなぁ、と思います。

その代わり、宮間選手の得意な攻撃の関与はあまり見られませんでした。そこが宮間ファンとしては、本当に悲しかったなぁ。。。

 

 というわけで、次は残念だった人。その前に、今回の なでしこジャパン は、7得点、4失点でしたが、4失点を分析。

  1. カナダ戦、左サイドバック鮫島選手が囲まれて川澄選手に無理なパスをして奪われ、取りに行ったらフィジカルで突破されて、そのまま左サイドを深くえぐられてクロスを上げられ、中央からシュート、ゴール
  2. フランス戦、左サイドで川澄選手のバックパスを受けた阪口選手が後ろ向きにキープしようとしたところを取られ、スライディングで鮫島選手が取ろうとしたらあっさり抜かれ、そのまま左サイドを深くえぐられてクロスを上げられ、中央からシュート、ゴール
  3. アメリカ戦、モーガンが折り返すまでディフェンスライン全員ボールウォッチャーになってしまい、後ろから飛び込んできたロイド選手を阪口選手が捕まえきれずにズドン
  4. 中央でボールを受けたロイド選手に併走するだけで身体を寄せなかった阪口選手、彼女の目の前でロイド選手にボックス外からズドン、直後、田中選手と交代

というわけで、残念な人々。

【残念だった人】阪口選手、チーム1、失点に絡んでしまう

昨年のシーズンを見てたら、ありえないように思えることでした。今年前半の怪我や、コンディション不足、走り込みが足りないのかなぁと思わせるような疲労感あるように見えたプレーの数々。日テレに移籍してから、何か悪いことの方が多いような気がします。

意識を高めないと、今回絶好調に見えた田中選手にポジションとられてもおかしくないでしょう。期待していた阪口選手がダメダメで、全く期待していなかった田中選手がよかったので、未来なんて分からんもんです。

【残念だった人】鮫島選手、やっぱりチーム1の穴

彼女はボールを奪われたときの対応が悪い。スライディングしたり身体をぶつけにいったりしてボールを奪おうとする→あっさりかわされてチーム全体が危機に陥る、というパターン多し。

率直にいって、左サイドバックは誰か良い人いないかね。怖くてたまりません。

 

 

と、悪いことばっかり書いてきたので、良かった人々を。

【MVP級】GK福元、CB岩清水と熊谷、MVP級の大活躍

とにかくこの3人は素晴らしかった。悪かったのはアメリカ戦の先制点を許したシーンと、岩清水選手のあわやオウンゴールのシーンくらいか。

岩清水選手は今年に入って怪我が多くて、ここでも日テレって、、、、とか思ったのですが、しっかり調子を合わせてきて、かつ、最高の働きぶりでした。戻ってきてもらわないと困ると以前書きましたが、本当にすごかった。

この3人を中心に、シンクレア、タンクレディ、シェリーン、マルタ、クリスチアーニ、フランス攻撃陣、ワンバック、モーガンなど、そうそうたるメンバーに仕事をさせなかったのはすごい。名前を上げた選手で失点を許したのは、カナダのタンクレディ選手だけ。すごい。頭が下がります。

【MVP級】大野、最高

文字通り、最高でした。守備も攻撃も、見方を引っ張る特攻隊長でした。

【MVP】大儀見

間違いないでしょう。昨年のワールドカップの反省をしっかり受け止めて、チームのために働いてくれたのが大きかったです。今回、岩渕選手が決定的シュートをホープ・ソロ選手に止められて、試合終了後は号泣していましたが、大儀見選手の後を追って、大きく成長するんじゃないかな、と思います。

 

で、最後に。

やっぱり今の なでしこジャパン は、宮間ジャパン

完全にぶっつけ本番でやらされた右サイドで、しかもボールの感触も最後までしっくり来なかったように見えた(これはチーム全体ですが)、宮間選手。それでもチームを引っ張る大黒柱として、大活躍しました。

一部テレビなどマスコミでは美談になりつつあるようですが、そんなの5年前の中国ワールドカップからだっつーの。

プレーでは大活躍とまではいかなかったですが、決勝までいって銀メダル取れたのは宮間選手の大きな働きあってこそだと思います。とりあえず、リオのオリンピックまでキャプテンマークをまいて大活躍する宮間選手を見たいものです。

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