なでしこリーグ プロ選手保有ルール化 と 夜間練習禁止令

報道によると、4日、JFAハウスで なでしこリーグ実行委員会 が開かれたそうですが、いくつか重要なニュースがありました。

まず、プロ選手保有ルール化

【なでしこL】一定数のプロ選手保有をルール化へ

 日本女子サッカーリーグは4日、東京都内でなでしこリーグ実行委員会を開き、各加盟チームが一定数のプロ選手を保有することを将来的にルール化することで合意した。2014年から5年間で進めるリーグの改革案に盛り込まれる。

 プロ契約選手のほか、協力企業などから報酬を得てフルタイムで競技に打ち込む選手もプロと認める。田口禎則専務理事は「世界のトップレベルのリーグをつくるためには、環境を整えていかなければいけない」と話した。

(2013年2月4日19時09分  スポーツ報知)

これについては、大賛成。「一定数のプロ選手を保有することを将来的にルール化」することによって、ある程度強制的にやらせることによって、リーグはより魅力的になると思うし、最終的には なでしこジャパン も強くなっていくと思う。

ただ、いくつか厳しいハードルはある。なんといってもまずは、

  • チームを支援してくれるスポンサーが、より多く、より多額のスポンサーフィーを払ってくれるよう、各チームは努力しなければならない

と思います。これはチームにとってはかなりハードなことで、プロ選手を抱えることによって、チーム自体もプロにならないといけない、ということと同義なんじゃないかなぁ。以前、湯郷ベルのGM、黒田 和則さんは、「選手たちは働きながらやるべきだ」的なことを動画で仰っていた が、個人的には違和感があった。ただし、たったの3万人程度の人口の美作市だと、黒田GMというか美作の人の立場は理解できるけど。それはともかく、さらに、

  • なでしこリーグ自体が魅力的なリーグとならなければならない

各チームはプロ選手を雇って勝てるように切磋琢磨しつつも、協会もしっかりとサポートしてイベントやカップ戦なども充実させて、魅力のあるリーグを作り上げていかないといけない、と思う。そしてこれらを実現するためには、

  • 代表たる なでしこジャパン には、さらに結果が求められることになる

と思います。つまり、どの大会でも上位、もしくは優勝に近い結果を求められることになります。なでしこリーグ の協会はもちろん、JFA としっかり なでしこジャパン を舵取りをして、常に勝てるようにしてあげないといけない、と思う。

 

そして、同じ なでしこリーグ実行委員会 にてもう一つ重要なニュースがありました。

なでしこリーグ 夜間練習禁止令「体のためにも休む時間に」

 なでしこリーグ実行委員会が4日、東京都文京区のJFAハウスで開かれ、各クラブに夜の練習をやめるよう通達を出した
「代表で世界一になったのだから、世界一のリーグを目指さないといけない」(田口専務理事)の目標のもと、14年以降の5カ年計画に盛り込まれたもの。 「やはり夜は体のためにも休む時間にしてほしい。そういう環境にしなければトップリーグにはならないと思う」と同専務理事は説明した。

[ スポニチ 2013年2月5日 06:00 ]

心情的には本当にそう思うしそうすべしと考えるけど、現実的には無理だと思います。上であげた「一定数プロ選手を抱えろ」とは言うものの全員は無理だと思われ、たとえそうなるにせよ、次回ワールドカップとオリンピックで連覇くらいしないと、さすがに無理だと思います。それでも実現するかどうか。ということは、ほとんどの選手は今までどおり仕事をしながら、チームのある各地域の企業さんなどにお世話になることになります。

夜間練習禁止とは、練習は早い時間から始めよ、ということ。結局、仕事は午前中で終われるように、という様に聞こえる。要するに、選手を雇ってくれている企業は、午前中だけ働かせるということ。以前あったチームだと、TASAKIペルーレや東電TEPCOマリーゼなどがあったが、それらチームはほとんどセミプロ級なチームで、給料は1日働いた分いただけていました。ただし事情の違う現状で各企業さんは午前中分しか給料払えないよ、となると結局は選手に負担がきて、休む分だけ貧困になりサッカーしてる場合じゃなくなるという可能性もあるので本末転倒。

「夜間」が何時からなのか、各企業にサポートなどはあるのか、などなど実行委員会でどれくらい具体的な話があったか分からないが、実質的にチームを支えてくれているそれら企業さんたちと、回りまわって選手達に負担を強いることになるので、かなり実用性の無い案だと思います。ただ冒頭に書いたように、気持ちは分かる。

 

ただ、日本サッカー協会はつい10年ほど前を振り返ると、川淵三郎さんの元で、短期間でそんなこと無理でしょ、というようなことを次々と実現してきた実績はあります。良くも悪くも。

今回のこの2つのニュースは、悪く言えばJFAの発作というか病気みたいなもの、良く言えば未来への提言、と、いちファンとしてはかる〜く受け止めておこうかと思う。

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